日本戦の感想はこちらに書いたので良かったらみてください

ワールドカップの日本戦感想 : 消されかけたブログ

決勝まで結構多くの試合を観ました。8割くらいは観たでしょうか。
50試合位みた計算になりますが一番サッカーを観てた時は一ヶ月にそれ以上は観ていたのでそれ自体は大変だったということはなかったのですが、時間帯が微妙だったので結構寝不足でした。
そういった方も多いんじゃないでしょうか。

さて、終わってみればドイツの一強だったと言ってもいいほどその強さが際立った大会でした。
元イングランド代表のリネカーが言った
「フットボールは単純だ。22人がボールを奪い合い、最後はドイツが勝つ」
をそのまま踏襲したと言えます。
特にブラジル戦での大量得点は大きなインパクトを残しました。
もともと容赦の無い試合をすることで定評のあるドイツですが、開催国で優勝候補のブラジル戦でそのような試合になるのは誰も予想できなかったことです。
ドイツとブラジル、なぜこのような差が付いたのでしょうか。慢心、環境の違い、などあるのでしょうが、大きな理由としてはドイツが何十年も選手を育てる環境を整えて来たのに対してブラジルはスター選手だのみのところがあるからではないでしょうか。
南米からは数多くのスター選手が排出されてきました。それは今でも変わりません。
アルゼンチンのメッシもそうですし、ウルグアイのスアレスもいます。今大会ではコロンビアのハメス・ロドリゲスが名を挙げました。
こうした選手が現れればチームを引っ張り強さを発揮できるのですが今回スアレスを欠いたウルグアイやネイマールを怪我で欠いたブラジルのように中心選手がいなくなると一気に崩れてしまうという弱さがあります。
しかもかつて3Rなどと呼ばれた時代のようなスター選手が次から次へと現れる状況はブラジルにおいてもまれな出来事であり、同じ期待をまだ若いネイマールや今のブラジル代表に求めるのは酷だったのかもしれません。
もちろんそれは開催国だからということもありましたが。

ドイツはなぜこんなに強かったのでしょうか。
正直個々の技術としてはそれほど優っているようには見えません。むしろ少し見劣りするくらいですし、華麗さもありません。
その一端を知ることが出来る記事がありました。

サッカーW杯優勝のドイツ代表が8年間改善してきた「数字」とは? データフットボールを支える最新テクノロジー|IT&ビジネス 業界ウォッチ|ダイヤモンド・オンライン

もちろんこれだけではなく、それまでの積み重ねの上にこういった戦略があるわけです。
他にもエジルやケディラ、ボアテングの様な移民の活躍も大きい物がありました。他のヨーロッパの強豪国ではだいぶ前から移民の活躍はありましたが、かつて植民地を持たなかったドイツでは比較的新しいことです。
ワールドカップ優勝という目標のために敗因を分析し、戦略を立て、その達成のためにあらゆる物を使っていく。これがドイツの強さの理由ではないでしょうか。
言うのは簡単ですが、真似の出来ないことでもあります。


今大会はいくつかのテクノロジーが導入されたことで話題になりました。
最大のものはゴールラインテクノロジーによるゴール判定です。
今回はフランス・ホンジュラス戦で初めてのテクノロジー判定が行われました。
テクノロジーがゴールと判定したことでフランスのゴールが認められたのですが、この時の解説者の言葉がふるってました。
正確な言葉は忘れましたが、「明らかに入っていないように見えるのにゴールになるのはおかしい。興味が削がれる(だからテクノロジー判定には反対だ)」といった趣旨の事を言っていたのです。
これが多数意見だとは思いませんが、こういう人が一人いるとテクノロジーの導入は遅々として進まないんだろうなぁと思ってしまいました。
観る側としては当然正しく判定されたほうがフェアであり安心できます。それでもゲームの殆どは審判の主観で行われているのですから。


大会のレベルとしては全体的に上がっているように感じました。
ただアジア勢が今大会で一勝も出来なかったようにレベルアップに差があったように思います。
特にフィジカルコンディションの作り方やデータの分析をしっかりやっているところが強かったり予想より良い試合をしていたように感じました。この辺りは監督の差もあるんでしょうか。
アジアではそういったことをしなくても勝ててしまうところがあるのでそこまで神経質にならないのですが、ワールドカップの様な大会ではフィジカル的にもメンタル的にも明暗を分けていたように思います。


最後にやはりワールドカップはそれぞれの国柄が出て楽しいものです。
有力選手の多くは普段ヨーロッパなどのクラブチームで戦っているわけですが、国の代表として自国民の期待を背負って戦うというのはまた格別でしょう。
ふがいない戦いをしてしまえば批判されたりもするのですが、選手、観戦者共に自国を背負って熱くなるのは世界中どこでも変わらないんだなとつくづく思います。
また4年後に日本が出られることを期待したいですね。