理研の副センター長でSTAP論文の著者の1人だった笹井氏の自殺は大きな衝撃を持って報道されました。
どんな形であれ死の報道は悲しいものですが、再生医療の第一人者を失ったこととSTAP問題の真相を解明するためのキーマンを失ったことの意味でも残念に思います。
今後笹井氏の死の理由が解明されるのかされないのかは分かりませんが、今の報道で分かっていることから思ったことを書いておこうと思います。
大分妄想も入っているので読み流してください。

まず、誰もが氏の自殺の原因をSTAP論文がらみと感じたでしょう。もちろん僕もそうですし、他に考えられません。
笹井氏は4月の記者会見で「STAP現象はReal Phenomenonだ」として「STAP細胞はあります」と言う小保方氏に同調しました。
しかしその後出てくる報道は彼らに旗色が悪い話ばかりで追い詰められていたのは確かだろうと思います。

きっかけは先週報道されたNHKスペシャルだったのでは?と言う話が出ていますが、タイミング的にもそうなんだろうと思います。
笹井氏の小保方氏とSTAP論文の関わり方や「両者の間に不適切な関係があったのでは」とかなり踏み込んだ内容が報じられ物議をかもしていました。
「不適切な関係」はNHKらしからぬ俗な切り口で、そんなプライベートを報じるのかと違和感はありましたが、これは逆にみればそれだけ小保方氏と笹井氏に公私混同があったということが推測できます。
NHKは両者のメール内容も入手しており相当な自信があったのでしょう。

この番組では取材の過程で小保方氏への執拗な取材が批判され、それはそれで問題でありNHKもそのことでは謝罪していますが、内容そのものについては笹井氏共々否定はしていません。
つまりこのNHKスペシャルの内容は真実に近いと考えて良いと思います。

それが今回の自殺とどう関わるのか。
笹井氏は遺書で小保方氏宛に「あなたのせいではない」「STAP細胞を必ず再現してください」と書いていたということです。

【理研・笹井氏自殺】遺書で小保方氏気遣う「あなたのせいではない」 - MSN産経ニュース

全文がわからないので推測するしか無いのですが、わざわざその様に書くということは真意は逆に読むべきでしょう。
つまり小保方氏を思うあまりに「あなたのせいではない」と書くのです。
STAP細胞に関してもそうです。STAP細胞の存在が危うくなったから「必ず再現してください」と書くわけです。
ちょっと分かりにくいかもしれません。
笹井氏が本当にSTAP細胞の存在を信じているなら今この時期に自殺はしないでしょう。その検証はこれから行われるのですから。にも関わらず「必ず再現してください」というのはどういうことか。
これだけ読めばこれはラブレターです。「あなたはそのままでいい」「必ず自分の夢を叶えてください」という内容です。そのために自分は去ると。

笹井氏は本当に小保方氏を愛してたんだな、と思います。
それは良い意味ではなく何故そうなってしまったのかと思うのです。
自業自得と言ってしまえばそれまでですが、今ひとつ割り切れません。そういった感情がなければ共同著者である若山氏のように素直に矛盾を受け入れたはずだからです。

笹井氏のもう一つの感情に山中京都大学教授へのライバル心が挙げられます。これは普通にそういうものはあるのだろうなとは思いますが自殺の動機としては弱いでしょう。
それよりは自身のキャリアが傷ついたということが大きいのだろうと思います。
しかしこれも我々一般人からみれば死ぬほどのことではないのではと感じます。

笹井氏の死が小保方氏にどのように影響するのかは分かりませんが、予定されていた検証実験は中止して欲しいです。
今やSTAP細胞の存在を主張するのは世界でほとんど小保方氏一人になりました。
そして氏は論文ねつ造の首謀者です。検証する意味があるとは思えません。
それよりもいたずらに問題を長引かせることでの影響はさらに大きくなるでしょう。
小保方氏を処分するなり政治が動くなりして早く決着して欲しいと思います。